津山、湯郷温泉
お子様連れにもおすすめの穴場観光スポット。
夏休み、子どもをどこかに連れて外出したいけれど、人気観光地は人出が多く、十分に楽しめないうちに疲れそうなので、どこか穴場的な場所がいいなっていう人も少なくないと思います。
そんな穴場を求めて、今回岡山の山間部にある津山と湯郷温泉を訪れました。
津山市はB’zのボーカル、稲葉浩志さんの出身地として、湯郷は日本女子サッカーチーム「岡山湯郷Belle」の拠点としても有名です。
適度なスケール感で大人も子どもも少しずつ楽しめるスポットがわりと近い距離にあって、充実した休日が過ごせる観光コースかなと思います。
津山城跡 鶴山公園
桜の名所。紫陽花や紅葉の季節もおすすめ。
津山城は、関ケ原の合戦の功績によりこの地域を与えられた森忠政が、その居城として新たに築かれた城です。完成までに12年の歳月を要しました。
春は西日本有数の桜の名所として知られていますが、この時訪れた6月は紫陽花がきれいに咲いていました。
2005年に再現された備中櫓です。城内最大規模の櫓で内部は畳敷きの御殿様式になっています。
多門櫓は、天守台の南西側、西側、北西側を取り囲むように存在した櫓です。
つやま自然のふしぎ館
大人には懐かしい、子どもには新鮮な展示がいっぱい。
津山城跡のある鶴山公園を見学した後は、徒歩2分で行くことができる「つやま自然のふしぎ館」にぜひ行ってみてください。その名の通り、不思議なものも数多く展示してあり、いろいろな視点で満足感のある博物館です。
館内は約1,500㎡の広さがあり、動物の実物はく製をはじめ、化石、鉱石類、貝類、昆虫類、人体標本類等約20,000点が常設展示されています。
お子様はもちろん、おとなも懐かしさとともに、多種類の展示物を見学できる施設です。
1963年に開館した歴史ある資料館で、ワシントン条約締約前に世界中から集められた動物の剥製が展示されており、今となっては貴重な資料も多いです。
ちょっと気味の悪い資料もあり、資料館の古さも加わって不思議な感覚になります。
つやま自然のふしぎ館の建物自体も、旧「津山基督教図書館高等学校夜間部」の校舎を改築したもので、歴史を感じる外観および内装です。
子どもの自然科学に対する興味知識を育むのに役立ちそうです。
津山まなびの鉄道館
鉄道好きでなくても感動の迫力空間。
津山城から南へ2キロあまり、津山駅の近くに「津山まなびの鉄道館」があります。
旧津山扇形機関車庫として車両、転車台、蒸気機関車の動輪など展示するスペースと、岡山の鉄道の歴史や、鉄道のしくみを体験しながら学べるスペースがあります。
岡山の鉄道の歴史にスポットを当てながら、日本における鉄道のはじまりから今にいたるまでを当時の出来事とともに紹介する「あゆみルーム」と安全走行のための技術や工夫について体験設備も交えて紹介する「しくみルーム」があります。
ジオラマで再現された旧津山扇形機関車庫などと津山のまちなみです。Nゲージ模型も走ります。
旧津山扇形機関車庫は、国内で現存する扇形機関車庫の中で2番目の規模を誇ります。ちなみに1位の規模は京都鉄道博物館の梅小路蒸気機関車庫。
京都鉄道博物館に比べるとはるかに小さな規模ですが、鉄道好きが楽しむ施設としては十分です。
京都鉄道博物館の扇形機関車庫について
記事を見る
所在地:岡山県津山市大谷
アクセス:岡山駅からJR津山線快速で津山駅まで約1時間5分、津山駅より徒歩約10分
休館日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日~12月31日
湯郷温泉
蛍や雲海も鑑賞できる自然豊かな温泉地
岡山県美作市にある温泉の一つで、奥津温泉、湯原温泉ととも美作三湯と呼ばれています。
湯郷温泉は、1200年前の平安時代、慈覚大円仁法師が白鷺に導かれ発見したと伝えられる名湯です。大自然に包まれた環境の中にあり、ホタル・雲海・棚田などが鑑賞できます。
5月下旬から6月上旬ごろ蛍が見られます。毎年ほたる祭りも開かれています。
湯郷鷺温泉館
日帰り温泉として利用できる施設です。
湯郷温泉の元湯「湯郷鷺温泉」は、その昔に円仁法師がこの地で鷺が足の傷を癒すのを見て発見したと言われ、「鷺の湯」の別名があります。
ホルモンうどん
個性的な濃厚タレが決め手! 津山のご当地グルメ
津山のご当地B級グルメの「ホルモンうどん」です。
津山は和牛の産地であり、新鮮な牛ホルモンを使った焼うどんです。
特に創業120年の橋野食堂では味噌ベースの秘伝のタレで焼くホルモンうどんで、人気があり、お昼時間になると店前に人が並びます。